ヘルスリテラシーが低いことは、健康のためによりよい意思決定を欠きより健康リスクの高い行動を選ぶことに結びつきます。そのため、健康を損ない欠勤や早退、医療機関の受診が増えたり、入院が増えたりします。最近では、メディアや雑誌、サプリメントなどネット上で「健康」に関する情報が増え多くの人々が健康に関する情報に興味を示して来ました。
喫煙、運動不足、お酒の飲み過ぎ、ファストフード、ストレスなどは、この現代が生み出してきたもので、このようなリスクファクターが増えたことで、行動を変える必要があります。また、医療が高度化して、1人ひとりにあわせた治療やケアの選択肢が増えることで、それはますます複雑で簡単には理解しにくいものとなっています。
「ヘルスリテラシーサポート」では、医療における科学的根拠に基づいたヘルスリテラシー向上に資する情報について研修を通じて提供します。
インフルエンザやノロウイルス、麻疹など職場内で感染し蔓延すると大きな支障を来してしまうことから事業場での感染対策は重要です。研修では、医療現場で広く知られている標準予防策(スタンダードプリコーション)について産業看護職が解りやすく実技を加え解説し情報を提供します。
【対象】
高齢者福祉施設・ディサービスなど
【主な内容】
① スタンダードプリコーションとは
② 感染予防策の基本
③ 感性経路について
④ 消毒法について
⑤ 手洗い、手袋、マスクの装着方法
平成30年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、令和2年4月1日より全面施行されます。本法律により、望まない受動喫煙を防止するための取組は、マナーからルールへと変わり各企業はその法令に従い取り組むことになります。この研修では、受動喫煙防止対策と対応方法のポイントについて産業看護職(看護師)が情報を提供します。
【主な内容】
① 改正健康増進法とは
② 受動喫煙防止対策とは
③ 企業での対応方法のポイント
生活習慣病は、かたよった食事・運動不足・飲酒・喫煙・ストレスなどが原因です。日々の生活を改善することで予防することができます。特にバランスのとれた食事や運動を行うことで肥満をはじめとするリスクを取り除くことができ予防につながります。このセミナーでは、専門国家資格を持つ「管理栄養士」「健康運動指導士」「保健師」「看護師」などが、講師となり生活習慣病予防に必要な情報を提供します。
メンタルヘルスケアとは、全ての働く人が健やかに、いきいきと働けるような気配りと援助をすること、およびそのような活動が円滑に実践されるような仕組みを作り、実践することをいいます。全ての働く人を対象としていることが大切なポイントです。
全ての働く人々とは、「健やかに、いきいきと働いている健康な人」、「勤務はしていても過剰なストレス状態にある半健康な人」、「ストレス関連疾患に罹ったり、精神障害の症状を呈している人」を対象にしたケアが、メンタルヘルスケアです。研修ではメンタルヘルスケアの重要性と重要なポイントについて産業看護職が情報提供します。
【主なテーマ】
① 4つのヘルスケアについて
② 「心の健康づくり計画」とは
③ ストレスチェックについて
④ メンタル不調予防について
⑤ 職場復帰プログラムについて
仕事のストレスは、組織の活動に影響すると同時に、労働者個人の心と体の健康にかなりの影響を与えるものと考えられます。この研修では、仕事上でのストレスの取り扱い方について、実用的な助言を提供することを目的としています。内容はWHO(世界保健機関)が刊行した、「職場環境とストレス」を参考に構成され仕事のストレス、仕事のストレスの原因、仕事のストレスの影響、仕事のストレス管理の方法など「職場環境とストレス」に関する考え方を理解し、よりよい職場環境の在り方について産業看護職が解り易く情報を提供します。
※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
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